こんにちは。作業療法士の たけのこ です。
こどもが歩くようになって、ますます可愛くなってきたと思います。
私も子供たちの1歳のころが懐かしいです。
1歳の誕生日、何がいいかな?
長いこと遊べるものはないかな?
動くのが楽しいみたいだから、いっぱい体を動かす遊びはないかな?
そんなあなたに、1歳にほしい知育おもちゃを紹介したいと思います。
プレゼントにもおすすめなので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
1歳
1歳と言っても、1歳になったばかりと、2歳になる前とでは、できることが大きく違います。
なので、おもちゃの紹介は、1歳からと1歳半からに分けて紹介します。
1歳(前半)の特徴
体について
歩くことがだんだんと、上手になってきます。でも不安定さはあります。
歩きだしたら止まれなかったり、方向転換も大回りだったり…ハラハラしてしまいますよね。
たくさん歩くことで、足を運ぶリズムが一定になったり、バランスのとり方を学んでいきますよ。
しっかり前進できるようになると、後ずさりも少しずつできるようになります。
そのあとに、歩く・走るで180度の方向転換ができるようになってきますよ。
これくらいになると、安定感はしっかりしているので、安心して見守れますよね。
目について
視力は0.2ほどで、今までとあまり変わりないように思いますが、近くの物をにピントが合うようになります。
そのため、形や色の違いがはっきり認識できるようになってきますよ。
手について
手をよく使う遊びが楽しくなってきます。
身近な物では、砂、水、泥、石、草、粘土などがあります。
汚れてもいい服を着たり、環境を整えて遊べるといいですね。
いつの間にか、手を口に持っていってしまうので、誤飲注意です!
また、コップやスプーンなど、身近な物を持ちたがります。
しかし、ごはん中に遊ばれては、困ってしまいますよね。
おままごとやお風呂に入っているときになど、遊びの中に取り入れるといいですよ。
スプーンやフォークを持つことができるので、クレヨンなどで殴り書きですが、できるようになります。
握りやすいように太めの物、口に入れても大丈夫な物を選ぶといいですよ。
また、2本の指でつまむことも出来てきます。
いつの間にか、細かいゴミを拾っているのでビックリした経験が何度もあります。
力の調整も出来るので、積み木を積むこともできてきますよ。
見本を見せてあげると、真似をして遊んでくれるかもしれません。
できたときは、「できたね」と声をかけてあげてくださいね。どや顔してくれるかもしれません。
少しずつ、手首だけを動かせることも増えてきます。今までは、肩から全体を動かしていたと思います。
体を動かすことも上手になってきているので、手首を使って瓶を傾け、中身を出すことも真似してできるようになりますよ。
言葉について
少しずつ意味のある言葉を言うようになります。が、まだムニャムニャ言っている状態です。
いつも近くにいる人は、何を言っているのか、状況や雰囲気で分かりますが、みんなが理解するのは難しいです。
うちでは、じいじたちに言わせれば、3歳になった娘でも時々宇宙人みたいだそうです(汗)
「わんわん」「ブーブー」など2つ重ねの単語が多いですよ。
また、言葉の理解は、増えています。好きなものや、身近なものは、知っているものを指さすこともします。
人との関わりについて
今までもそうですが、こどもは大人の顔をよく見ています。
自分がしたことで、相手が喜んでくれると、同じことを繰り返しますよ。
よく見る「ちょうだい」「どうぞ」「ありがとう」のやり取りがいい例ですね。
また、型はめができたときに「できたー」と大人が喜ぶと、何回も繰り返して遊んでくれます。
笑いかけたり、「できたね」とフィードバックしてもらえると、こどもも「愛されている」と感じ、自己肯定感が上がりますよ。
また、大人がしていることをよく見ているので、家事をまねることがありますよ。
大きい道具ではできないので、子どもの手や体の大きさに合わせると、うまくできることもありますよ。
1歳では、活動が活発です。
昨日できなかったことが、今日できるかもしれません。
誤飲、転倒、落下、落下物、やけどに注意しましょう!
1歳にピッタリなおもちゃ
積み木
想像力はもちろん、空間認知も育ちます。空間認知はこれからも大切になりますよ。
手の力の調整も、繰り返しすることで、「そーっと」や「ぎゅっ」などできるようになってきます。
「そーっと」ができるようになると、積み木が積めるようになります。
できるようになると、2個、3個と高くできるようになりますよ。
積み木は想像力次第で、ままごとの食べ物、家、人にも変身しますよ。
うちは少し大きくなって、プラレールのトンネルになったこともあります。
小学校に上がって、図形の勉強するときにも役立ちました。
ブロック
積み木とは、またちょっと違いますが、想像力や空間認知が育ちます。
ブロックのメリット
・手指の力がつく
・試行錯誤の力がつく
・集中力がつく
・積み木ではできない形も作れる
両手をしっかり使ってほしい時は、こちらがおすすめです。
上から押してはめることもありますが、両手に持ってはめることが多いです。
両手を使うことで、自分の体の中心が分かってくるので、バランス感覚も育ちます。
積み木では、重力を考慮する必要がありますが、ブロックでは下の段より上の段が少々はみ出しても、形を保ってくれることもあります。
また、あとから下の部分に付け足すこともできるので、試行錯誤できますね。
ブロックと言えばコレ!
デュプロは定番ですよね。
小さいレゴとも一緒に遊べる規格となっているため、将来的に遊びの幅が広がりますね。
また、レゴの相互品もあるので、ピースが足らなくなってきたら、追加もできます。
アンパンマン好きには、こちらがおすすめ。ディプロと相互性があります。
実は、ブロックって踏んだら地味に痛いんですよね(←何回痛かったことか…(´;ω;`))
こちらは、シリコンでできているので、投げても床が傷つきません。踏んでも痛くないですよ。
素材は柔らかいですが、はめることはしっかりできます。
Ring10(リングテン)
木製なので、触り心地がいいです。
対象年齢が1歳半からとなっていますが、大人が積んだものを倒す遊びなら1歳からできますよ。
さらに遊び方は40種類以上!年齢に応じての遊び方ガイドがあるので、長いこと遊べます。
棒が太いので、リングが通しやすいですよ。うちはこれで、黙々と遊んでいました。
集中力がつきましたよ。
プルトイ
歩くのが上手になってくると、追いかけたり、追いかけられたりが楽しくなってきます!
こちらはカラフルで、見ていて動きが面白いので、はまること間違いなしです!
こちらは、わにの形をしています。
クネクネ動くので視覚的にも楽しく、カタカタ音が鳴るので「ついてくる」というのが聴覚的に分かりやすいです。
グッドデザイン賞も受賞しており、インクは舐めても害がないもので作られていますよ。
押し車
まだ歩くのが不安定な子には、こちら。
よちよち歩きさんは、方向が変わってしまうと、バランスを崩しやすいです。
こちらは、まっすぐしか進まないようになっているので、歩く練習にはもってこいです。
型はめもついていたり、乗ることもできるので、1台で何役もこなしてくれますよ。
ピックアップパズル
型はめみたいですが、ピースにつまむ部分がついています。
これがまたいいんですよ!
将来的につまむことが大事になってくるので、このころに楽しみながらできるようになるといいですね。
つまむことは、スプーン、鉛筆、箸などを上手に持つ土台となります。
このピックアップパズルは、大きさを感覚的に理解できたり、形や色の学習にも使えますよ。
ピースをはめる部分には、英語が書いてあるので、英語学習もできますね。
こちらはイラストではなく、写真のピースです。
こどもは、イラストよりも、実物や実写の方が認識しやすいといわれています。
さらに、ピースを外しても下に影があるので、絵合わせができます。
言葉が増えてきたら、シルエットクイズができますね。
形だけでピースをはめることは、1歳では難易度が高すぎます。
絵や影があると、子ども一人でもできるようになってくるので、集中力がつきますよ。
ピースは身近なものが多いので、パズルをしながら語彙力もアップするでしょう。
動物や野菜もありますよ。
乗り物好きな子にはこちらもオススメ。
ルーピング
ビーズを動かすことで、手や腕の動きが学習できます。
まだまだ動きがぎこちないと思いますが、レールに合わせて動かすことを繰り返すと、スムーズになってきます。
奥行きや、手の使い方が学習できるほか、カラフルなのでこどもの食いつきがいいですね。
うちの娘は現在3歳ですが、時々思い出して遊んでいることもありますよ。
電車やジェットコースターに見立てたり、ビーズで追いかけっこして遊んでいます。
ハンマートイ
道具を使う、という第一歩におすすめです。
道具を使うのは、意外と難しいんですよ。
道具を介して感覚を感じとったり、手よりも距離があるので、その都度、距離の調整が必要です。
このおもちゃのいいところは、簡単な「叩く」という動作でできるということです。
繰り返し叩くと、横からペグが出てくるので、視覚的にも楽しめます。
小窓がついているのも、いいですね。
次は何が出てくるのか、クイズにしてもいいですね。
まとめ
いかがでしたか?
1歳になるといっぱいできることが増えてきます。
ぜひ一緒に遊ぶ時間を作って、子どもが「初めてできた!」ということに、一緒に喜べるといいですね。
次は1歳半のおもちゃを紹介します。ぜひ読んでみてください。